エディンバラ観光の中で異色の存在「リアルメアリー・キングス・クロース」。日本語の口コミが少ないけど、実際どうなの?と思っていた私が体験してきました。今回は、そのリアルな感想をレポートします。
リアルメアリー・キングス・クロースとは
- エディンバラ旧市街の地下にある実際の17世紀の通りと地下都市
- 黒死病や貧困など当時の生活のリアルが再現されている
- 実際に当時の人々が暮らしていた場所”実物”を見ることができる
※ ツアーに参加しなければ、こちらのクロースや地下には入れません!また、エディンバラには他にもクロースがありますが、当時の地下都市が再現されてるのはここだけです。
そもそもクロース/クローズ(close)とは?
クロースとは、16〜17世紀頃、エディンバラ旧市街に多く存在していた狭くて急な路地のことです。18世紀後半、人口過密と衛生問題の解決を目的として、もともとの旧市街の上に新しく市街地を作りました。地下の街には一般の人や貧しい人が取り残され、日光の当たらない不衛生な環境で暮らしていた一方で、その上の新市街では上級市民や貴族たちが快適に暮らしていたとのこと・・・。エディンバラは丘陵地であることから街並みに坂や階段が多いのですが、クロースも勾配のある構造で、古くからのエディンバラらしさを感じます。中でも、リアルメアリーキングスクロースはクロースのみでなく当時の旧市街の様子がわかるように保存、再現されています。
予約とアクセス情報
- 予約必須(オンラインで可能)
- エディンバラのロイヤル・マイル沿い、セント・ジャイルズ大聖堂のすぐ横、主要観光地の近くです
- 所要時間:約1時間のガイドツアー形式(英語ガイド)
- 写真撮影NGなので注意!
体験してみた感想
- 地下都市は日光が全くなく異様
- ガイドさんがまるで当時の住人のように案内してくれて臨場感がすごい
- 光のない生活、狭くて息苦しい空間、黒死病の悲惨さが伝わる
- ガイドさんのジョークで笑いもあり重くならない、楽しい
- 当時の住人たちを再現したマネキンが怖い
- 洗濯物やトイレの再現もリアル
- 英語はところどころわかるくらいなら楽しめる
- お化け屋敷よりは全然怖くない
- 実際にペストが出たところなので、観光客が立ち入りできるように整備するのは大変だったとのこと・・・そう言われるとちょっとこわい

リアルメアリーキングスクロースとは違って、このように一本道のみ残っている状態です。
当時のクロースと地下都市の様子が知りたいなら、やはりリアルメアリーのツアーに参加した方がおもしろいと思います。
おすすめポイント
- 歴史好きにはたまらないリアリティ
- 人とは違うスポットが楽しめる
- エディンバラ城やロイヤルマイルと組み合わせて観光しやすい
- 雨でも楽しめる屋内観光スポット
注意したいポイント
- すごく怖がりの人や小さな子どもには重いかも
- 写真が撮れないので、記録より記憶に残る体験
- 英語に自信がない人は、事前にネット情報などで予習しておくと◎
まとめ
リアルメアリー・キングス・クロースは、ただの観光ではなく「17世紀の地下都市を体験できる場所」。まだあまりメジャーではありませんが、エディンバラらしい体験ができるおすすめのツアーです。エディンバラを訪れるならぜひ足を運んでほしいスポットです!