【体験記】ユーレイルパスは本当にお得?個別購入との料金を比較した結果

体験談

ヨーロッパを鉄道で旅するなら「ユーレイルパス(Eurail Pass)」が有名ですが、「本当にお得なの?」と疑問に思う方も多いはず。今回は、私自身がユーレイルパスを使ってヨーロッパを周遊した体験をもとに、「個別に切符を買った場合と比べて、得だったのか?」を検証してみました。結果:金額的には当日購入ならお得、2週間以上前なら損!ただし金銭面以外のメリットあり


使ったユーレイルパスの内容

  • 種類:ユーレイル グローバルパス(フレキシブルタイプ)
  • 期間:15日(有効期間2ヶ月間)
  • 利用者の種類:ユース
  • 価格:440ドル(=70,360円、購入当時のレート 約160円/ドル換算)

実際に乗った路線と通常運賃(乗車2週間前にチケットを購入すると想定)

日付区間通常料金
(当日購入)
通常料金
(2週間前購入)
ルート1ミラノ→ローマ€70–90 €37
ルート2ローマ→フィレンツェ€45~55€20
ルート3フィレンツェ→ミラノ€55~65€20
ルート4ミラノ → ヴェネツィア€30~40€30
ルート5ヴェネツィア → ミュンヘン€80~100€38~42
ルート6ミュンヘン ↔ フュッセン(往復)€50€20
ルート7ミュンヘン → プラハ€60~80€30
ルート8プラハ → ブリュッセル€100~150€50
ルート9ブリュッセル → ブルージュ€15~20€15
ルート10ブリュッセル → ロンドン(ユーロスター)€150~250€60
ルート11ロンドン → エディンバラ€100~150€60
ルート12エディンバラ → ガトウィック空港€70~100€50
合計€825~1150€430~434

合計

  • 通常購入の場合(当日):€825~1150 かなりお得!
  • 通常購入の場合(2週間前):€430~434 ギリギリ損!
  • ユーレイルパス:€440

お得になるかどうかのボーダーはおよそ2週間前に購入できるかどうかといった結果になりました。2週間以上前に買えば更にお得に、後に買うと乗車当日に近づくほど損をします。


結論:当日購入と比べるとお得!2週間前に買うなら損

今回の旅では直前に予定を決めたので、チケットを個別で当日購入する場合と比較するとユーレイルパスで€380~710特した計算になりました!更に、ユーレイルパスには金額以外のメリットも大いにあるため、買ってよかったというのが感想です。パスのよかった点、注意点は以下の通りです:

✅ ユーレイルパスを使ってよかった点

  • チケット当日購入で高速列車を多用するなら金銭的にかなりお得
  • 予定を変更しても、ユーレイルパスなら基本的に料金がかからない
  • 毎回チケットを買う手間と時間を省ける

❗ユーレイルパスを使う時の注意点

  • 2週間以上前にチケットを購入できるなら個別で買う方が安い
  • 予約が必要な列車(席を予約しないと座れないものなど)は追加料金がかかる(立ち席でもよければお金がかからないことが多いです)
  • 混雑時は予約が取れないこともある(ユーレイルあるから乗れるでしょ〜と思っていると、通常チケットの購入者ですでに満席だったり。。。)
  • ローカル線だけならパスを使わない方が安い

ユーレイルパスが向いている人・向いていない人

◎ 向いている人

  • 複数国を回る
  • 高速鉄道を何本も利用する
  • 予定を柔軟に変えたい

✖ 向いていない人

  • 一国だけの移動中心(例:フランス国内だけ)
  • ローカル線中心・のんびり旅
  • 切符を事前に安く予約できるタイプ(早割が得)

最後に:ユーレイルパスを「買う前に」やるべきこと

  1. 行きたい都市と移動日数を具体的に書き出す
  2. それぞれの区間の通常運賃を調べる(鉄道会社公式サイトやOmioなどで)Omio【公式】ヨーロッパ格安乗車券検索
  3. パスと個別購入、両方の合計を比較する
  4. 予約が必要な列車があるかを確認する

🔗 おすすめリンク(参考までに)


ユーレイルパスの値段や種類、使える国やおすすめしない国などを知りたい方はこちらもご覧ください!

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