ユーレイルパスの購入から、電車を登録、座席予約、改札を通り乗車するまでの方法を説明します。
無人駅での乗車方法など、私が実際に現地で戸惑った状況やその対処方法もあります。
ユーレイルパスの基本情報は以前書いたこちらの記事をご覧ください!
購入・モバイルパス有効化の方法
公式サイトから購入
ユーレイルパスはこちらの公式サイトで購入します。
https://www.eurail.com/ja/eurail-passes/global-pass
アクセスしたら、以下の手順で進めてください。
- グローバルパスor1カ国パスを選択
- 旅行者の情報を選択
- 日数を選択
- カートに入った商品を決済



発行方法は、モバイルパスか紙のパスか選べるのですが、紙は送料がかかります。
今回は一般によく使われているモバイルパスを利用した前提で進めます。

アプリでモバイルパスを有効化
オンラインで購入すると、メールでパス番号と有効化リンクが届きます。
メールには以下のスクリーンショットのように有効化の方法が記載されているので、
メールの案内に沿って進めましょう。
- スマホに「Eurail Rail Planner」アプリをインストールhttps://apps.apple.com/jp/app/eurail-interrail-rail-planner/id579547877
- アプリ内の 「Add your pass」 からパス番号を入力
- パスがアカウントに登録されます


!注意!
パスは有効化した日から利用開始になります。
旅行の出発日が決まるまで、ぎりぎりまで有効化しないほうが安心です。
※一度有効化すると、開始日や有効期間は変更できません。
乗車する列車の登録方法(超重要)
パスを持っていても、乗る列車をアプリに登録しなければ乗車できません。
- アプリの時刻表で列車を検索
- 「Add to My Trip」で予定に追加
- 「Add to My Pass」でチケットとして登録
- QRコードが表示されればOK
この登録を忘れると、車掌から無賃乗車扱いになることもあります。
2の予定に追加まで済ませておけば、3、4は当日にやっても間に合います。
旅程を頻繁に変更する人の場合、4は当日にやった方が無駄がないです。


ポイント
乗り換えを含むルートを検索した時、google mapでは表示されるのに
RailPlannerでは表示されない電車がありました。
そういった時には、画像の”To”の欄に最終目的地ではなく乗り換え地点の駅を入れて、
乗り換えごと分けてに検索するとRail Plannerでも表示されました。
面倒ですが、これでベストな電車のQRコードを表示できます!

改札や検札の通り方
ヨーロッパの駅は国や駅によって仕組みが違います。
改札がある駅(例:イタリア・フランス・イギリス)
- アプリで表示されるQRコードを自動改札にかざす
- 読み取りにくい場合は有人改札で係員に画面を見せる
改札がない駅(例:ドイツ・オランダ・オーストリア)
- そのままホームに行って乗車
- 車内で車掌が来たらスマホ画面を提示
※ここまでにはパスの有効化を忘れずに!有効化してないと罰金を取られることがあります!
!注意!(体験談)
「オンラインでの払い戻し手続きは、その国に滞在中に済ませよう!」
ロンドンの無人改札でユーレイルのQRコードが読み取れず、クレジットカードをタッチして改札を通りました。(ユーレイル区間ではなかったのか、と勘違いしたため)
しかし、ユーレイルで乗れるはずの電車であったことが後で分かり、別の駅の駅員さんに教えてもらった払い戻し専用サイトから手続きをしました。このオンライン手続きですが、イギリス滞在中に申請した人は無事払い戻しできたのですが、日本に帰国してから申請しようとした人はそもそもサイトにうまくアクセスできませんでした。オンラインでの払い戻し手続きは、その国にいる間にやってしまうことをおすすめします!ちなみに払い戻しはクレジットカードに返ってきました。
座席予約方法と注意点
ユーレイルパスで乗れる列車でも、一部は別途座席予約が必要です。
- TGV、ユーロスター、AVE、Frecciarossa など高速列車は要予約
- 寝台列車も別途席予約や部屋の予約が必要
- 料金:€10〜€30程度
- 繁忙期や人気路線は満席になることもあるため、早めの予約が安心
予約方法
- Rail Plannerで電車を検索し、オレンジ色でSeat reservation requiredと表示されたものは座席予約が必要(画像中段)。
※ Seat reservation reommendedの時は座席予約推奨ということ。立ち席や自由席でよければ、予約しなくてもいい。 - 画像右下のBook seatsを押すと予約サイトに移動するので、そこから予約。
- 予約した指定席のチケットは、座席予約サイトの案内に従って保存する。
※Rail Plannerには表示されないので注意。
※改札や検察で指定席チケットも確認されるので用意しておくこと。

!注意①!
Rail Plannerアプリとリンクしている座席予約サイトだと、
値段が高いことや、売り切れで予約できないことがありました。
席を予約したい電車の公式サイトをウェブで検索して比較することをおすすめします。
私はその方法でより安く座席予約できました!
!注意②!
Rail Plannerで座席予約必須と表示されても、駅員さんに聞くと座席予約不要な電車がありました。
ロンドンからエディンバラに行った時のことです。
再三確認しましたが、「イギリスの場合ユーレイルパスがあるなら席は買わなくていい」と駅員さんに言われました。アプリを鵜呑みにせず、駅員さんに聞いたりした方が良いです。
不要な座席を買ってしまう羽目になります。
アプリを使いこなすコツ
- 電車のQR有効化は乗車直前でOK
- Rail Planner以外のアプリも併用して電車を検索
- 途中下車も同日であれば追加料金なし
- 予定変更時は「My Pass」から列車を削除し、再登録すればOK
現地でよくあるトラブルと対処法
- 〈実体験〉間違って一般料金を払って乗車→窓口ですぐに払い戻し手続き
- 〈実体験〉予約席が満席 → 複数のサイトで残席がないか確認
- 〈実体験〉座席予約必要と表示されてるけど違う気がする→購入前に駅員さんに確認
- 電池切れ → 事前にQRコードのスクショを保存
- 遅延や運休 → アプリで代替列車を登録してそのまま乗車
まとめ
ユーレイルパスは慣れてしまえばとても簡単に使えますが、
- 有効化のタイミング
- 乗車前の列車登録
- 座席予約の有無
この3つを押さえておくことがスムーズな旅のポイントです。
初めて使う方は、この記事をブックマークしていただくと参考になると思います。
ユーレイルを活用して楽しい旅を!